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カタリコトリ

ひっくり返った世界 足下には夜空
こぼれないように 落っこちないように 裸足でつかんだアルタイル
頭上に見慣れた町 隔たった距離が見える
いつもの角でいつもの匂いに釣られたいつもの猫
不思議そうにこちらを眺めてる
垂れ下がった水銀灯から 明かりが水時計みたいに
ゆっくりゆっくり落ちて来る ゆっくりゆっくりね
次の季節が覗いてるのに 近づけないのは
何か悲しいことが あったからだっけな

見渡せば 同じような顔をした避難民たちが
月の暈の上に膝を曲げ
何でここにやってきたのかと 首をかしげて
救助の船を待つ
冷たい地球は少しだけ回って
なぜだか胸を刺す風景を連れて来たんだ
屋根裏を散歩する 置いて来たままのぬけがらが
遠い目をして窓叩く
窓を開けた君の部屋から 希望の歌だけが
カタリコトリ響いて来る カタリ コトリ カタリ
次の季節が覗いてるのに 近づけないのは
何か悲しいことを置いて来たからだったな

いつか どこか だれか なにか
思い出した数粒が 足下に散らばって 星座になって
それを跳び越えて 帰って行こう
冷たい地球へ戻って行こう
カタリ コトリ 痛い 君の 希望の 歌を 聞きながら


1st album    「水平線が音楽になるまで」収録

2nd mini album   「頭の中では次の駅をきめている」             リアレンジ版収録